2016年7月20日水曜日

欅坂46「語るなら未来を…」の解説をしてみた


本日公開された欅坂46の『語るなら未来を…』 私たちファンは彼女らが訴えるメッセージをどう捉えるのか。 議論はあるかもしれないが、私なりの見解をまとめてみたい。



目次


サイレントマジョリティー級のメッセージ性


サイレントマジョリティーでは若い人たちに向けてモノ言わぬ多数派でいることを止めて 孤独だろうと行動をしようという強いメッセージがあった。

今曲でも歌詞と表現に込められているエネルギー量は同等だと私は考える。



コンテンツクリエイターとしての秋元康自らが作詞したこの曲 この曲の中でもマスメディアへの批判的なメッセージを発信していると考えられる。

今のマスメディアを覆っているのは懐古主義だ。 昔のコンテンツをリライトして一体感を得ようと必死である。 それがシリーズものの多発や、漫画原作のドラマなど。 つまりマスメディアは過去しか語っていないのだ。



もちろん今曲では語るなら未来をと表題のままのメッセージが歌詞にも込められている。

とにかく過去を何度も焼きなおすことを止めよう それは人生そのものにも言えるかもしれない。 過去のことに執着するより、この先どうしたいかを語ろう と彼女らは訴えている。



また私が気になったのは曲の2番のサビである。 今だから言えることは言うなという歌詞がある。 このサビはアイドルが過去を暴露してタレント生命を延命させることへのカウンターである。

アイドルという最先端の存在が過去を語ってしまっては誰が希望を語るのか と言いたいのではないだろうか。


今、若い欅坂46のメンバーが歌うこと


このメッセージを現代に生きる若い欅坂46のメンバーが歌うこと これには非常に大きな意味があると思う。

いわば彼女らは人気があり、将来を嘱望されるタレントたちだ。 その彼女らが旗を振りかざし、ファンたちやこの曲を聴いた人たちを導こうとしているように感じられるのは私だけではないと思うのだ。

過去を語ることを止め、未来を語る。 これからさらに羽ばたこうとしている欅坂46だからこそ説得力のある曲に仕上がっている。


まとめ


マスメディアの懐古主義へのカウンター 人生そのものへの言及力 この2つが強い光で私たちを照らしている。 まぶしいかもしれないが彼女らのかざす旗から目を離してはならない。


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