2013年3月8日金曜日

【SS】真野ちゃん「ハロプロ卒業します!」マノピアノ「…」







真野ちゃん「ハロプロから卒業します!」
ヲタ「えーーーー!」
  「マジかよ」
  「嘘だろ…」
マノピアノ「…」




マノピアノ「(真野ちゃんが卒業か…)」
マノピアノ「(いつかは卒業するんだもんね…仕方ないよ)」
マノピアノ「(これからは女優さんか…真野ちゃんなら出来るよ)」
マノピアノ「(僕の出番は最近さっぱりなくなって)」
マノピアノ「(JPルームの片隅でホコリかぶってる…)」
マノピアノ「(もうお呼びではないんだね…みんな…)」


真野ちゃん「あー疲れたー」
マノピアノ「(あ!真野ちゃん!)」
真野ちゃん「マネティあのさぁ」
マネティ「は、はい」
真野ちゃん「演技の仕事はまだなの?」
マネティ「あ、は、はい、スマセン」
真野ちゃん「真野ちゃんはこれからなんだよ!?」
マネティ「そうですね、はい」
真野ちゃん「たのむよぉーほんとにー」


マノピアノ「(真野ちゃん…)」
マノピアノ「(すっかり女優さんになってる…)」
マノピアノ「(Mステに出た頃の真野ちゃんはいないんだね…)」
マノピアノ「(もう一度お茶の間を昭和時代にブチ戻してやりたい…無理か…)」


つんく「おうマネティ」
マネティ「は、はい」
つんく「今度売り出す子やけどな、この子やから」
マネティ「え、はい…まだサトヤマ推し…ですか」
つんく「え?」
マネティ「いや、なんでもないです」


つんく「ほんまワロタレベルやないやろこの子」
マネティ「そ、そうですね」
つんく「ほな真野と平行して頼むで」
マネティ「は、はい」


マネティ「なんだよサトヤマって」
スタッフ「ほんとですよねぇー」
マネティ「視聴率幾つか知ってます?1%切ってるんですよ?」
    「ほんとこんなのいつまで続くんだろう」
スタッフ「上が飽きるまでですよ」
マネティ「…」


マノピアノ「(またサトヤマの悪口大会だ)」
マノピアノ「(あんな縮小版ダッシュ村なんて誰が見たいんだ)」
マノピアノ「(せめて真野ちゃんが出ていれば…)」
マノピアノ「(真野ちゃんが手相を勉強するコーナーがあれば…)」


マネティ「はぁ…汚いなぁここ」
マネティ「えっと…サトヤマに持っていく道具は…」


マノピアノ「(あ、マネティ!)」
マノピアノ「(僕だよ!マネティ!ここだよ!)」



マノピアノ「マネティ!!」



マネティ「!?」
マネティ「なん…だと」
マネティ「何か声が聞こえたんだけど…」


マノピアノ「ここだよ!マノピアノだよ!!」
マネティ「!!!!」    
    「ま…マノ…ピアノなの…?」
マノピアノ「そうだよ!」


マネティ「まさかピアノと喋れるようになるだなんて」
マノピアノ「いいじゃない。半分エスパーじゃないですか」
マネティ「なんだか懐かしいワードねそれ」
マノピアノ「ふふふ」


マノピアノ「お仕事大変みたいだね」
マネティ「そうだねぇ…サトヤマムーブメントっていうね…」
マノピアノ「クソ仕事があるんだよね…聞こえてた」
マネティ「そうなのよ…いや違うクソじゃないんだけど…まぁ…クソだけど」


マノピアノ「あの…聞こえてたんだけど…」
マネティ「あぁ、新しい子ね。田崎あさひちゃん」
マノピアノ「その子もサトヤマ?」
マネティ「そうよ。あのくくりは必要か甚だ疑問だけど」
    「奇しくも…ピアノを弾く子だわ」
マノピアノ「!?」


マノピアノ「え、それじゃあ僕の…僕の出番が」
マネティ「ないわ」
マノピアノ「な、なんでさ!」
マネティ「あんたを使って売れたの?真野は」
マノピアノ「…」


マノピアノ「で、でも僕はまだ音を出せるよ!」
マネティ「あのね…そういうことじゃないの」
マノピアノ「え」
マネティ「あなたを使ってブレイクできたかしら」
     「むしろ真野をダンス出来ないように縛っていたわ」
    「序盤ピアノで後半ダンスなんていう不自然な曲まで生まれたのよ」
マノピアノ「そ、そんな」
マネティ「だからあんたの出番はないの。黒歴史なの」
マノピアノ「…」


マネティ「…でも」
マノピアノ「!?」
マネティ「あなたがいたから真野は独り立ちできた!」
    「あなたは真野ちゃんの一部だった!」
    「だから…ここにいるの」
マノピアノ「え…ということは」
マネティ「捨てられる予定だったの」


マネティ「ダンスが出来ないという理由からあなたは
     公式からも黒歴史認定されたわ」 
    「今ではピアノの話は誰もしようとしない」
    「そんな時にあなたの廃棄処分が社内で持ち上がったの…」
マノピアノ「…」


マネティ「けれど…私は断固反対した」
    「あなたは真野の一部だから。真野の魂が通っているから」
    「なんとか廃棄は免れたわ…だから目立たない場所にあなたを置いた」
    「目につけばまた廃棄処分の話が持ち上がるかわからないから」
マノピアノ「マネティ…」
マネティ「…」


マネティ「面倒は嫌なのよ…だから…ここにいて」
マノピアノ「ありがとう…わかった…ここにいるよ」
マネティ「…それじゃ」


マノピアノ「(久しぶりに誰かと喋ったな)」
マノピアノ「(まだ僕のこと覚えてくれててよかったなぁ…)」
マノピアノ「(うぅ…だめだ…泣いちゃうかも…かも…かも…)」



謎の声  「ま…ピア…」
マノピアノ「(ん…)」
謎の声「マノ…アノ」
マノピアノ「(こ…この声は)」
真野ちゃん「マノピアノ!!!!」
マノピアノ「真野ちゃん!!!」


真野ちゃん「い、いたのね!こんなになって…」
マノピアノ「う、うん!!いたよ!!いる!!」
真野ちゃん「ごめんね…ずっとほっておいて…
マノピアノ「いや、いいんだよ真野ちゃん!元気そうでよかったよ!」
真野ちゃん「うぅ…ありがとうマノピアノ…」


マノピアノ「なんで僕のことを…?」
真野ちゃん「あの役立たz…マネティが教えてくれたの」 
     「ここに来ればあなたと喋れるって」
マノピアノ「マネティ…」


真野ちゃん「これまであなたのこと黒歴史にしてごめんなさい」
マノピアノ「そんなことないよ!僕は幸せだったよあの時間」
     「いつも孤独だった真野ちゃんを支えられたんだから」
     「僕は生まれてきてよかった本当に」
真野ちゃん「…」


真野ちゃん「…持って帰る」
マノピアノ「え」
真野ちゃん「私があなたを持って帰るわ」
マノピアノ「そ、そんな、僕はこんなに汚いし」
真野ちゃん「そんなことないわ!持って帰るのよ!」
     「マネティ!!!」
マネティ「へ、は、はいぃ」
真野ちゃん「こいつ持って帰るわ準備して」
マネティ「は、はいぃ」
マノピアノ「うぅ…」


マノピアノ「(こうして僕は事務所の片隅から真野ちゃんの自宅に運ばれた)」
マノピアノ「(もうみんなの前で演奏することはないかもしれない)」
マノピアノ「(でも…真野ちゃんがアイドルじゃなくなっても)」
マノピアノ「(僕は…僕は…)」


マノピアノ「(マノフレだよ真野ちゃん)」



勢いにまかせて書いてみたらなんか長くなったし
キモいわこれヲタの想像垂れ流しまさに黒歴史
ま、すっきりしたからいいか

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